みなさん、こんにちは。
Alut(@alut_123)です。(`・ω・´)
今回は、クリスタで絵を描こうと思った時に最初に疑問に思うであろう、ラスタレイヤーとベクターレイヤーの違いについて書いていきたいと思います。
自分も初めてイラストソフト(クリスタ)買って
使い始めたとき、なんじゃこりゃ、ってなった
記憶がある・・・
まあ、最初はイメージが掴めるまで、
よくわからないものね・・・
といった感じで、クリスタ使い始めたけど、レイヤー?何それ?美味しいの?
って方向けに、線画を書くときによく使うと思う2つのレイヤーの特徴や使い分けについて触れていきます。
ただ、きっと絵の上手い人は超絶画力というパワーであんまり関係ないのかも知れませんが、、、
あなたは神絵師とは程遠いもんねー
なにも言い返せないのがくやしい、、、(T ^ T)
そもそもレイヤーとは何か?
そもそもレイヤーとは?から簡単に書いていきたいと思います。
アナログで描いているとあまりレイヤーの概念は出てこないと思います。
クリスタに限らずイラストソフトには、レイヤーを使ってイラストを描くことになります。
※ここから描くことは、イラストレーターさんによって描き方・使い方が大きく異なると思いますので、あくまでも説明として理解しやすい内容で書いてます。全てのイラストレーター さんがこのやり方で描いているとは限らないので、ご承知願います。
イラストソフトで絵を描くときは、以下のようなイメージで1枚の絵が完成します。
- “レイヤー“という透明なシートの上に絵を描いていき
- 1が複数描かれていき
- レイヤーが重なって、全体として1枚の絵が完成する
全てのレイヤーが重なった状態で見ると、絵が完成している。という状態です。
イメージ的には、ミルフィーユみたいな感じ
なんか、“うまいこと言った!“みたいな
ドヤを感じるのだけど、全然そんなことないよ?
え?
・・・
今回のメインである、ラスターレイヤーとベクターレイヤーの話からずれるから、さらっと流しますが、レイヤーを複数作成してイラストを描くメリット・デメリットは以下のようなものがあるかなと思っています。
レイヤーを複数使用するメリット
パーツごと(線画、着色、加工用の調整、背景)に描いているレイヤーが違うので修正が発生した場合でも、その他のパーツへの影響が最小限になりやすいです。
例えば、
- 背景をガラッと変えたい
- 線画の色だけ変えたい
- このパーツだけ消したい
- カラーを変えたい
などですね。あとは、複数人で共同で1枚イラストを作成する時とかは並行して作業が実施しやすい。などが挙げられそうですね。
レイヤーを複数使用するデメリット
複数のレイヤーを使用しているので、
- 管理が面倒(数が多くなると途中でどのレイヤーに何を描いているのかわからなくなることも・・・)
- 修正が発生した場合に、修正対象パーツ以外にも気を使う必要がある
- 割とデータが巨大になりやすい
まあ、その人の技量とやり方次第で変わってきたりするから、正直なんとも言えないところはありますが・・・
と、話が逸れてしまいましたが、慣れるとレイヤー分けして描かないとダメな体になってしまうかもです。
というところで、メインのラスターレイヤーとベクターレイヤーについて描いていきましょう!
ほんと、話題の変え方がいつも急ね
ラスターレイヤーの特徴について
さて、ラスターレイヤーについてです。
ラスターレイヤーと名前がついてますが、基本的にこのレイヤーを使用してイラストを描くことがメインとなります。
ラスターレイヤーの特徴として、イメージ的には方眼紙のように細かいマス目(ドット)それぞれに色をつけることにより、描画すると言った特徴があります。
上記の特徴から、ラスターレイヤーのメリット・デメリットがありますので、それを書いてきます。なお、ここであげるメリット・デメリットはあくまでも“ベクターレイヤーと比較した場合“の意味となります。
メリット
線画よし、塗りよし、加工よし!なんでもござれです。
※ベクターレイヤーの説明でも描きますが、ベクターレイヤーは色を塗れません。
なので、塗りをしたければ、ラスターレイヤー一択です!!
デメリット
ベクターレイヤーと違って、イラストを拡大した場合は荒くなります。
ベクターレイヤーの特徴について
次に、ベクターレイヤーについてです。
ラスターレイヤーの説明でも少し書きましたが、着色など塗りはできません。
なので、ベクターレイヤーは、主に線画作成に特化したレイヤーになります。
なんで、線画に特化したレイヤーなの?
ふふ、いい質問だね、ワトソン君。
それについて今から説明していこう。
お願いしま〜す。
(ちょっと調子乗ってんな、この人・・・)
さて、ベクターレイヤーの特徴ですが、ベクターレイヤーはラスターレイヤーの方眼用紙のマス目を塗るイメージとは違い、“制御点“を打ち“制御点間を線として描画する“と言ったイメージになります。ザックリと言うと数学で習うベクトルみたいな感じですね。
この“制御点“を使った描画方式となることから、制御点を基にした編集が可能となり、ラスターレイヤーで線画を描くよりも描いた後の編集が楽になってきます。
ベクターレイヤーで線画を描くことの具体的なメリット・デメリットについて見ていきましょう。
メリット
- 拡大しても劣化しない
- 制御点を利用した線画の編集が柔軟にできる
と言ったメリットがあります。
1の拡大しても劣化しない。と言うのはベクターレイヤーの特徴で書いた通り、あくまでも制御点間を結ぶといった制御点を起点とした描画の仕方となっていることが理由となります。
ラスターレイヤーのように、ドット一つ一つを塗っていき、塗ったドットの集合を見ると“線“に見える。と言う方式ではないので、拡大しても画像が荒れることがありません。
このため、拡大・縮小が見込まれる場合においては、線画はベクターレイヤーで描くのがいいかと思います。
2については、編集が柔軟にできると描きましたが、もっと細かく描くと
- 線の太さが変えられる
- 線と線の交点までを素早く削除できる
- 制御点を使って編集することにより、線画の微妙な修正ができる
と言った点が挙げられます。
ちなみに、ベクターレイヤーで線画を描いた後に、
ラスターレイヤーに変換ができるわ。
だから、とりあえずこだわりがなければ、
線画はベクターレイヤーで描くといいかもね。
デメリット
デメリットについては、大量の線画を描くとラスターレイヤーで描いた時よりもデータが大きくなってしまうことです。
正直あんまりデメリットって思いつかないかも・・・
ラスターレイヤーとベクターレイヤーの比較
さて、ラスターレイヤーとベクターレイヤーについて、それぞれ見てきましたが、最後に簡単な比較(まとめ)をしたいと思います。
- ラスターレイヤー
線画以外をしたいなら、ラスターレイヤー一択
- ベクターレイヤー
線画を描きたいand特別なこだわりや目的がないなら、ベクターレイヤーで線画を描く
と言った感じでしょうか。
ベクターレイヤー → ラスターレイヤーの変換はできるのでとりあえずベクターレイヤーで描いておくといいと思います。
ちなみに、逆のラスターレイヤ → ベクターレイヤーの変換も可能ですが、変換時に線画がうまく変換されずにぐにゃぐにゃになってしまうことが多いので、あんまりお勧めはしないです・・・
おわりに
今回はクリスタで利用するラスターレイヤーとベクターレイヤーの説明と違いについてでした。
レイヤーの違いとか知っていると、その分迷うことが少なくなり、楽しくお絵かきできると思います!
別にテストとかがあるわけでないので、なんとなく、ふーんって思って疑問に思ったらもう一度調べ直すとかすればいいと思います!
というかあなたは物覚え悪いから
覚えられないだけでしょ・・・
え、うん、そうだけど。
そんな呆れないで・・・
まあ、楽しく絵が描ければいいと思うし、
必要なこと知らないうちに身につくよ。
それでは、今回はここまで!次の記事もお楽しみに〜!!
【参考サイト様】
イラスト・漫画描き方ナビ 様
編集できる線画描ける! ベクターでペン入れ